2008年12月13日土曜日

都区内エスペラント祭の懇談「パソコンとエスペラント」

都区内エスペラント祭(2008年12月6日、於:早稲田奉仕園)で、「パソコンとエスペラント」という懇談の席を持った。
そのときに使った資料は、次のとおり。

1.字上符の入力方法
(1)EKを用いた入力 (Windows 9x/ME/NT/2000/XP/Vista)
http://www.esperanto.mv.ru/Ek/(エスペラント)
RO 2008.6, PONTETO 230 (2008.9)
・Unicode (UTF-8)に対応したソフトで入力可能
 <利用>・入力方法:c → x または c → hで ĉ
・au, euはaŭ, eŭに自動変換
・各種設定:Program Files → EK → EK

(2)EspSpainを用いた入力 (Windows 2000/XP/Vista)
http://homepage1.nifty.com/esperlando/jp/
RO 2008.6, PONTETO 231 (2008.11)
・Unicode (UTF-8)に対応したソフトで入力可能
 <利用>・入力方法:^ → c で ĉ

(3)Macintoshにおける入力 (MacOS X 10.2頃以降)
RO 2008.6, PONTETO 232(掲載予定)
・Unicode (UTF-8)に対応したソフトで入力可能
 <設定>・システム環境設定 → 言語環境 → 入力メニュー → U.S. Extended
 <利用>・Option + 6 → c で ĉ、Option + b → u で ŭ

(4)MS-Officeでのキー割付けによる入力 (Windows)
http://www5d.biglobe.ne.jp/~hel/jp/novaliterkodo.htm
 <設定>・挿入 → 記号と特殊記号 → 字上符を選ぶ → ショートカット → 割り当てる

2.OpenOffice.orgマクロ「Konvertado」による字上符変換 (Windows, Mac, Linux)
http://bertilow.com/komputo/openoffice.html(エスペラント)
RO 2008.7
 <利用>・範囲を選択 → Konvertado

3.OpenOffice.org Calcを用いた単語の並び替え(ソート)(Windows, Mac, Linux)
 <設定>・ツール → オプション... → 言語設定 → 言語 → 言語 → ロケール設定 → エスペラント語 → OK → OpenOffice.org終了・再起動
 <利用>・範囲を選択 → データ → 並べ替え...

4.OpenOffice.orgを用いたスペルチェック (Windows, Linux)
 拡張機能「Esperantilo - spell check dictionary and grammar checker for Esperanto language」 http://tortilla.dip.jp/esperanto/OOo/OOo30.html
 <利用>・範囲を選択 → ツール → 言語 → 選択用 → エスペラント語
トップメニュー → ツール → スペルと文法チェック...

5.OmegaTを用いた翻訳支援(翻訳メモリー)(Windows, Mac, Linux)
http://www.omegat.org/ (英語など)

6.電子辞書 (Windows, Mac, Linux, その他)
http://homepage1.nifty.com/esperlando/jp/
http://www.bongo.ne.jp/~teg/vortaro.htm
 <Esp – Esp> http://www.reta-vortaro.de/revo/
 <語源> http://remush.be/etimo/etimoix.html

7.学習ソフト「Kurso de Esperanto」の紹介 (Windows, Linux)
www.ikurso.net/

8.福島エスペラント会ロンド・マーヨ作成エスペラント視聴覚教材


<略語等>
RO: La Revuo Orienta:日本エスペラント学会会誌
PONTETO: 関東エスペラント連盟会誌 http://members.jcom.home.ne.jp/verda/kantoponteto.htm

<動作確認>
・Windows: Windows XP Home SP3
・Mac: MacOS X 10.5 (Leopard) Intel版
・Linux: Ubuntu 8.10

<UTF-8に対応したソフトの例>
・Windows: メモ帳、Outlook Express 6、OpenOffice.org 3、Lotus Symphony、Internet Explorer 6、Firefox 3、Safari 3、EmEditor、PDIC for Unicode、MS-Office 2003, 2007
・Mac: TextEdit、Apple Mail、OpenOffice.org 3、Lotus Symphony、Firefox 3、Safari 3、MS-Office 2004, 2008
・Linux: Gedit、OpenOffice.org 3、Firefox 3

2008年1月14日月曜日

OLPC XO (2) OLPCとは

 OLPC(One Laptop Per Child)とは、「教育に適した」コンピュータを「安価に」提供することによって、世界の子ども、特に、発展途上国の子どもが、適切な教育を受けることができるようにするプロジェクトです。
 「教育に適した」というのは、市販のWindowsやMacintoshなどのコンピュータでなく、Linuxをベースに、子ども向けに設計した独自のコンピュータになっています。操作は、Sugarと呼ばれる独特の操作体系(Graphical User Interface)になっています。また、教育用ソフト、特に、創造性やコミュニケーション能力を高めるためのソフトを多く含んでいます。例えば、お絵描きソフト(Paint)、楽器演奏ソフト(TamTam)、マルチメディア作成ソフト(eToys)、簡易プログラム環境(Pippy)などを含んでいます。
 「安価」というのは、1台100米ドルを目標にしています(当初は100ドルコンピュータと呼ばれていました)。2007年時点では、まだ量産効果が出ておらず、200ドル弱です。量産されるに従って、少しずつ価格が安くなっていくことが期待されます。ちなみに、100ドルというのは、1冊2ドルの教科書を1年10冊、5年間購入すると100ドルになるので、その程度の値段のコンピュータを作ろうということから設定されているとのことです。単に、安いというだけでなく、教科書や鉛筆、消しゴム代わりになることも想定しています。
 このプロジェクトは2005年にアメリカでスタートし、最初のコンピュータ(XOと呼ばれています)が2007年末にウルグアイの学校に配布されました。

(注)冒頭で、「OLPC」を「プロジェクト」としましたが、OLPCプロジェクトを推進する「OLPC財団」を指す場合もあります。また、OLPCが開発したラップトップコンピュータ「XO」を指す場合もあります。

OLPCプロジェクトのホームページ
英語:http://www.laptop.org/en/index.shtml
日本語:http://www.laptop.org/index.jp.html(左のメニューの上のマウスカーソルを持っていくと日本語が表示されます)
エスペラント語:http://www.laptop.org/eo/index.shtml
その他の言語:http://www.laptop.org/en/languages.shtml

2008年1月8日火曜日

OLPC XO (1) 入手

OLPC(One Laptop per Child)のXOを入手した。eBayのオークションで落札し、個人輸入したもの。
オークションにかけられたXOは、もともとは、Give One Get Oneプログラムのものと思われる。Give One Get Oneプログラムとは、1台約200ドルのXOを1台寄付すると1台買える、つまり、約400ドルで1台手に入るというプログラム。2007年11月12日から12月31日までの約2か月間実施されたが、米国とカナダ在住者限定で行われたため、日本からは直接参加できなかった。
ちなみに、私の場合、400ドルで落札、日本への送料は60ドルだった。支払いはPayPalで行った。落札から10日くらいで手元に届いた。